「夏休み学習 英語ここが強化ポイント!」講座 中学2年生
<助動詞・助動詞に似た表現の文 編>
1学期に習った「助動詞」や「助動詞に似た表現の文」は、最重要単元の一つであり、
高校受験のみならず、高校へ行っても必要な知識です。
夏休み中にしっかりマスターしておくことで、
受験対策にもなります。
Let’ get started !
色々種類があって、少々難しく感じられる、ちょっと厄介な助動詞。
そんな助動詞ですが、まずは基本をしっかり理解することで、苦手意識が和らぎ仲良くなれます♪
まずは、助動詞の特徴を見ていきましょう!
<助動詞の特徴>
★ 助動詞は、それぞれ意味を持ちます。
★ 助動詞は、「主語+助動詞+動詞の原形~」の形を作ります。
★ 助動詞は、助動詞に似た表現で書き換えることが出来ます。
第一関門は、助動詞が持つ意味をしっかり覚えることです。
英文 ➡ 日本語へ訳すときは、必ず助動詞の意味を訳に入れなければなりません。
逆に日本語 ➡ 英文へ英作文する問題では、問題文をヒントにどの助動詞を使って英作文すればよいのかがわかったりします。
第二関門は、助動詞の文の作り方をマスターすること。
①動詞の前に助動詞をおくこと②助動詞に続く動詞は必ず原形になること、この2つはとっても重要です。
最後の第三関門は、助動詞を使った文を助動詞に似た表現で、自由自在に書き換えができるようになることです。
一つひとつ理解していけば、大丈夫!
助動詞と、仲良くなって、得意分野にしちゃいましょう!
① 助動詞と助動詞に似た表現のそれぞれの意味と文の作り方を理解しよう
★ 未来を表す表現
① be going to+動詞の原形:=~するつもりです、~する予定です
➡ これから起ころうとしている未来の事柄を表す。また意志の意味が加わる。
例)
肯定文:
They are going to play baseball tomorrow.
(彼らは明日、野球をすることにしています。)
否定文:
They are not going to play baseball tomorrow.
疑問文:
Are they going to play baseball tomorrow?
答え方:Yes,they are. / No,they aren’t.
② Will+動詞の原形:~でしょう(未来)、~する予定です(意志)
➡ 未来を表す助動詞
➡ 未来のことを推量するように言う。自分の行為についてだと予定や意志になる
例)
肯定文:
It will (It’ll)be fine tomorrow.
(あしたは、晴れるでしょう。)
否定文:
It will not(won’t) be fine tomorrow .
➡ will notはwon’tという短縮形があります。
疑問文:
Will it be fine tomorrow?
答え方:Yes,it will. / No,it will not(won’t).
<重要Point!>
*主語+willは次のような短縮形があり、2語➡1語で表すことができます。
I will ➡ I’ll He will ➡ He’ll She will ➡ She’ll
★ 「~できる」を表す表現
① can +動詞の原形:~できる、(否定文で)「~はずがない」
➡ 「~できる」を表す助動詞
➡ 否定文で「~はずがない」の意味でも使われる
例)「~できる」のcan
肯定文:I can swim.
(私は泳ぐことが出来ます。)
否定文:I cannot(can’t) swim.
➡ cannotはcan’tという短縮形があります。
疑問文:Can you swim?
答え方:Yes,I can. / No,I cannot(can’t).
例)「~はずがない」のcannot(can’t)
You cannot(can’t) mistake it.
(あなたがそれを間違えるはずがありません。)
② be able to +動詞の原形~:~できる
肯定文:I am able to swim.
(私は、泳ぐことが出来ます。)
否定文:I am not able to swim.
疑問文:Are you able to swim?
答え方:Yes、I am. / No,I am not(I’m not).
★ 助動詞 may+動詞の原形~:~してもよい、~かもしれない
例)「~しても良い」のmay
肯定文:You may speak English here.
(ここでは、英語で話しても良いです。)
否定文:You may not speak English here.
疑問文:May I speak English here?
答え方:Yes,you may. / No,you may not.
例)「~かもしれない」のmay
It may be fine tomorrow.(明日は、晴れかもしれません。)
★ may notは「不許可」の意味を表す。
例)May I come in? (入ってもよろしいでしょうか?)
Yes, you may.(はい、よろしい。)
No, you may not .(いいえ、いけません。)
➡ 強い禁止を表したい時は、No, you mustn’t.としても良い。
★ 「~しなければならない」を表す表現
① must+動詞の原形~:~しなければならない、~にちがいない
➡ 「~しなければならない(義務)」「~にちがいない(強い断定)」を表す助動詞
例)「~しなければならない」のmust
肯定文:I must have breakfast everyday.
(私は、毎日朝食を食べなければならない。)
否定文:You must not swim here.
(ここで、泳いではいけません。) 禁止の意味を表す
疑問文:Must I come by eight?
(8時までに来なければなりませんか?)
答え方:
Yes,you must.
No,you need not/don’t have to.(いいえ、来る必要はありません。)
➡ mustnotは強い禁止の意味を表すので、「~する必要がない」を表す場合は、
need not または don’t have toを使うことに注意!
例)「~にちがいない」のmust
Tom must be an honest boy. (トムは、正直な少年に違いない。)
② have to ~ :「~しなければならない」を表す
例)
肯定文:You have to go to the hospital.
(あなたは、病院に行かなければならない。)
否定文:You don’t have to go to the hospital.
(あなたは、病院に行く必要はない。)
疑問文:Do you have to go to the hospital?
答え方:Yes,I do. / No,I don’t.
➡ have to~の否定形はdon’t have to ~、「~する必要がない」を表す。
★ 助動詞 should+動詞の原形~:~するべき
➡ 「~するべき」を表す助動詞
例)
肯定文:You should go home.
(あなたは、家に帰るべきです。)
否定文:You should not(shouldn’t) go home.
➡ should notはshouldn’tという短縮形があります。
疑問文:Should I go home?
答え方:
Yes,you should.
No,you should not(shouldn’t).
② 書き換えが完璧にできるようになろう
助動詞と助動詞に似た表現が難しいと感じる理由の一つに、「書き換えができること」が挙げられます。
次のポイントを押さえれば、怖いことはありません!
一つひとつ確認しながら何題も繰り返し解くことで、マスターしていきましょう。
おつかれさまでした。
助動詞は、高校受験では最重要英文法の一つです。
まずは基本的なこと(意味と肯定文・否定文・疑問文と答え方)を、夏休み中に復習しておきましょう。
That’s all for today’s lesson!
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(参考文献:『BLUE SKY 2年生』啓林館・『中学英語 自由自在』受験研究社より引用、解説を加えています。)