「夏休み学習 数学ここが強化ポイント!」講座 中学1年生編
1学期に習った「正負の数」と「文字式」は、数学の大切な考え方です。
夏休み中にしっかり復習しておくことで、
2学期以降の授業が良く分かるようになります。
教科書とノート、筆記用具が準備できたら、数学総復習のスタートです!
① 用語の意味を正確に覚えよう
中学1年生で習う数学用語はこれから先の学年でも頻繁に出てくるので、ここでしっかり覚えておくことが大切です!
次の用語の意味、スラスラと説明できますか?
★ 整数
★ 自然数
★ 絶対値
★ 累乗
★ 指数
★ 逆数
説明できた人も、出来なかった人も、もう一度教科書をチェックしておきましょう♪
② 計算のルールや法則を理解して、使えるようになろう
正負の計算のルールや法則は、「数学の基本」です。
加法・減法・乗法・除法の計算ルール、この夏休み中にしっかりマスターしましょう。
★ 加法と乗法の計算ルールは完璧に!
★ 交換法則と結合法則はスラスラできるように!
特に大切なのは、「項の作り方(=かっこの外し方)」です。
+(+a)=+a +(ーa)=ーa ー(ーa)=+a ー(+a)=ーa
瞬時にかっこを正確に外せるように、計算練習を通して慣れていきましょう。
③ 四則計算を完璧にできるようになろう
夏休み中にマスターしてほしい項目No.1と言ってもいいほど、大切な四則計算。
まずは、「四則計算の順序」言えますか?
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【四則計算の順序】
① 累乗やかっこの中の計算をする
② 乗法・除法n計算をする
③ 加法・減法の計算をする
上の①~③の順番で計算する癖をつけましょう。
くわえて、超重要法則である『分配法則』!
【分配法則】
a×(b+c)=a×b+a×c (b+c)× a=b×a+c×a
分配法則は、これから何度も出てくる計算方法なのでしっかりマスターしておきましょう。
① 「文字式で表す時のきまり」を正確に覚えよう
文字式の最初に習った「文字式で表す時のきまり」は、数学の基本的な表し方です。一つひとつ正確に覚えましょう。
② 文字を使った数量の表し方は、基本的な表し方と小学校で習った公式を
復習しておこう
色々な数量を文字を使って表すことが出来るようになると、数学の理解がアップします!
一つずつしっかりマスターしましょう。
★ 代金とお釣りの表し方
代金=単価 X 個数 お釣り=出したお金-代金
★ 整数の表し方
2桁の整数:十の位をx、一の位をyとするとき、10x+y
★ 偶数・奇数
m、nが整数のとき、偶数:2m 奇数:2n+1
★ 倍数
nが整数のとき、3の倍数は3n、4の倍数は4n、5の倍数は5n
★ 速さ・道のり・時間の公式
道のり=速さX時間 速さ=道のり÷時間 時間=道のり÷速さ
★ 割合の表し方
比べる量=もとにする量 X 割合 割合=比べる量÷もとにする量
★ 損益の表し方
定価=原価 X (1+利益の割合) 売値=定価 X (1ー割引の割合)
③ 1次式の四則計算を完璧にできるようになろう
文字式の四則計算は、中学1年生の数学ではしっかり押さえておきたいところです。
繰り返しの計算演習こそが、マスターへの近道!コツコツがんばりましょう♪
まずは、用語の確認から。
次の用語の意味、スラスラと説明できますか?
★ 項
★ 定数項
★ 係数
★ 1字の項
★ 1次式
★ 同類項
説明できた人も、出来なかった人も、もう一度教科書をチェックしておきましょう♪
【1次式の加法・減法・乗法・除法】
★ 加法は、文字の部分が同じ項どうし、定数項どうしを加えて計算する
★ 減法は、ひく式のそれぞれの符号を変えて加えて計算する
★ 乗法・除法は、係数と数の積・商を計算し、それぞれに文字をかける
★ かっこがある式は、分配法則を使ってかっこをはずし、文字の部分が同じ項どうし、定数項どうしをまとめて計算する(文字の項と定数個を、別々に計算しましょう)
★ 分数を含む式の計算は、通分して計算する
おつかれさまでした。
1学期に習った単元は、数学の大切な基礎の部分です
学校の授業がストップしているこの夏休みの間に、しっかりと復習をしておくことが
2学期の飛躍につながります!
がんばってください。
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(参考文献:『自由自在 中学数学』受験研究社より引用、解説を加えています)