国語は一人で学習するのがとても難しい教科であることを、ご存知でしょうか?
理由は、大きく2つあると思います。
【独学が難しい理由】
① 国語力のベースとなる漢字や言葉の知識、その文章の読み方・答え方(読解力・表現力)など、多くのことを学ばなければならない。
② 学校の定期テストと模試・入試とではテストの目的が異なるため、それぞれの対策が必要となる。
学校の定期テストは授業内容の復習や理解が出来ているかを確認する「復習テスト」であるのに対し、模試や入試では制限時間内に初見の文章の読解や言葉の知識問題・作文と「国語力を測定するテスト」です。
「学校の国語の成績が良いので得意だと思っていたら、模試を受けてその結果に愕然とした。」という生徒さんのお話をよく伺いました。
前述の通り、定期テストと模試や入試、それぞれのテストの目的が異なるために起こってしまうのだと思います。
\ 国語は2つの学習を並行して行うことで、定期試験にも入試にも強くなります!/
《国語の勉強法・定期試験編》
定期テストは、教科書に沿った教材を使用した学習が効果的です。
特に「授業ノート」が一番の教材となります。
先生は日々の授業で、重要だと思う箇所 = 定期テストに出題する箇所を必ず教えてくれます。
チェックした箇所をノートに書いておくことで、\最高の定期テスト対策教材/となるのです。
《国語の勉強法・入試&模試編》
模試や入試対策は、一つひとつしっかり理解していく「積み上げ学習」が大切です。
教科書や新聞の社説などの、身近で短い文章を使った読解の練習がおすすめです。
① まずはその文章の「話題」を掴みます。
「何について書かれた文章ですか?」➡︎「◯◯について書かれた文章です。」と一言で、簡潔に、答えてみましょう。
② 「その◯◯について、どの様なことが書かれているのか」➡︎ 文章から情報をピックアップします。
③ 「筆者の考え、思い」を読み取ります。
このように3ステップで、1つひとつ分析しながら文章を読んでいくと、内容を理解しやすくなります。
また、知らない言葉・読めない言葉・意味がわからない言葉があったら書き出して、辞書で調べる➡︎覚えるようにしていくと、読解力だけではなく言葉の知識もアップさせることが出来ます。
➡︎ 定期試験・入試それぞれの特徴を理解し対策することで、国語力が大きく向上します!
国語を指導してきた経験から、国語力の向上には時間がかかることも、独学のハードルを上げている一因だと思います。
読解は正しいトレーニングを行って数ヶ月経過する頃から、ようやく文章と向き合うことができるようになっていきます。
そしてここをスタートラインとして、さらに深い読解の方法や選択肢の選び方・記述問題の書き方といった「実践トレーニング」を行うことで、徐々にことば力が育ってゆきます。
特に選択問題 と 記述問題 は、授業で習うことで飛躍的に伸びる分野です。
選択問題の解答力アップには、選択肢のうち、何が間違いで、どれが正解(本文と合致する)か、を判断する練習が必要ですが、これは指導者による学習が最も効果的です。
記述問題も、キーワードとなる語が正確に入っていることが得点に繋がるのですが、これも指導者による解説や添削が欠かせません。
それゆえ、国語は独学が難しい少々厄介な教科と言われるのではないでしょうか。
小・中・高の学習カリキュラムが大きく変わったことで、これからは文系理系問わず国語力が必要となっていきます。
「文章題が苦手」「読解力に不安がある」「国語の勉強法がわからない...」等、国語に関してのお悩みがございましたら、当塾までお気軽にお問い合わせください。